アンティーク着物のとりこで蒐集(しゅうしゅう)着こなすには?

アンティーク着物

いわゆるアンティーク着物、この着物の魅力に取り付かれる女性は多いです。
私も大好きです。

 

斬新な柄や色使い、デザイン性の高さなど、目をみはるものが多く、
今の時代から見ても、モダンにステキに着こなせるものもあります。

 

 

先日、沢山とりそろえてしまったアンティーク着物と帯を、いかに着こなしたらいいのか?
というお悩みをお持ちのSさんから連絡があり、お越しいただいて、拝見しました。

 

一品一品が、個性豊かですてきな色柄、Sさんのお顔もほころんでいます。

 

でも、その個性の強さに、どう着こなすのかがだんだんと重荷になってきたそうなのです。

 

そして、お持ちになっているアンティーク着物が、Sさんにとって少々丈が短いのもお悩みでした

 

 

丈が短いというのは、現代女性の体格が随分よくなってきたので、身丈や袖丈が短いと感じるものが多いのです。
アンティーク着物といわれるものは、大正~昭和の初期までのもの。
その頃の女性は今より平均身長は低いですからね。

 

 

Sさんと一緒に、まずは着物と帯の組み合わせを検討しました。
あれだけあると、組み合わせの幅は広がります。

 

ただし、それぞれ個性が強いので、ぴたっと合うものがなかなかありません。
そして何枚かの着物に合う、1本の帯を想定しました。

 

これはイメージをふくらませて、理想の1本を考えたのですが、それが見つかるといいなという期待とともに、
一緒に考える時間がとっても楽しいものになりました。

 

 

身丈の短い着物を着てみて、わかったことがありました。

 

おはしょりの出方が問題になるのですが、
おもいきってSさんの場合は、おはしょりをなしにして着てみました。

 

すると、特に違和感もなく、むしろすっきりスマートに見えました。
お直しする方法についてもお話しましたが、これなら直さなくてもいいのでは?と思えるのです。

 

 

お友だちに和裁ができる方があるそうなので、お直しも問題ないのですが、
Sさんの好みとスタイルを生かすなら、このまま着こなしができそうでした。

 

 

おはしょりなしは、ほっそりした方若い方に向きますが、
40代の女性でも、柄や色によってはちっとも問題がないものだとわかりました。
もちろんSさんの、すらりとした立ち姿と溌剌とした雰囲気があってのことです。

 

「持っているアンティーク着物が全部着られる!」とお喜びになっていました。

 

次々に蒐集してしまった帯や着物、ステキなので眺めているのもいいですが、
やっぱり着てこそ、その魅力が増します。

 

 

アンティーク着物を普段に着ていた時代のことを思いつつ、
もっと気軽に、もっと力を抜いて、おしゃれに着こなせる人が増えるといいですね。

 

街着としてきものを楽しみたいときは、あんまり堅苦しく着物を考えないで、
現代にマッチした着方を取り入れていけばいいと思います。

 

 

アンティーク着物の魅力に取り付かれて、「まあステキ!!」と感じて思わず購入したもので、
タンスに眠っているものはありませんか?

 

 

 

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