成人式を迎える娘さんにお母様が着せる振袖
成人式を迎える娘さんに、お母様がご自身の振袖を着せたいとご希望のH様。
Hさんが娘さんのときに誂えて、お召になったお着物は、古典柄の日本の着物のお手本のようなお着物。
帯結びのご希望は、この着物に合うものということで、最近多く見かける賑やかしいものはやめたいとのことでした。
そこで話題にしたのは、伝統的な結び方。
着物の文化の中で、振袖の帯結びで受け継がれてきているもので、気品のある結び方があります。
ふくら雀
皇太子妃雅子様が結んでおられた、「ふくら雀」、結婚式の花嫁さんのお色直し用の「立て矢」、この二つは成人式の帯結びとしてもステキなのですが、最近はほとんど見かけることがなくなりました。
最近の成人式では、頭もモリモリで帯結びもモリモリで、お化粧も厚く、前帯の飾りも、帯が見えないくらいにブローチやら結び目で飾り立てています。
確かに美を競いたいという若い女性の心が、いっそう華やかにさせるのは悪くはないです。
でも、むしろ個性がなくなっていきそうで、ご本人なのかどうかさえ分からなくなりつつある着飾り方は、ちょっと引いてしまいます。
好みはみなそれぞれですが、飾り過ぎる多くの女性の中で、気品のある清楚な美しさは、むしろ他を圧倒するくらいの存在感があるのではないかと思います。
袋帯で結ぶ文庫やその発展型も、かわいらしさを際立たせる帯結びだと思います。
Hさんがお持ちになる振袖と帯を拝見してから、帯結びを相談したいと思います。
幸いHさんはふくら雀をご存知でしたので、どれが娘さんに合いそうかは、早く決められそうです。
誰かに着せてあげたいなと思ったら・・・
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