レセプション参加のためのお着物
着物を着る目的は、それぞれ違いますので、
着付けをこれから学びたいとおっしゃる方に、いつもお召になる目的をお聞きしています。
その方の目的が、着付けの到着点でもあるからです。
その方は、「レセプションで着たい」というご希望でした。
多分大勢の方が集う、立食のパーティーだと思われます。
披露宴もレセプションと言うことがあるようですが、
その歳は、立場や場所によってある程度決まってくる装いがありますので、むしろ相談しやすいです。
その方のご出席になるレセプションは、参加する側であることと、
どんな立場の人が集うところなのかによって、幅がかなり広がります。
二重太鼓をするほどではないとわかれば、
お太鼓をキチンと結べるようになっておけばよいので、
ハードルはさほど高くないと思います。
着物を着て、お太鼓結びができるようになる、
そして所作を理解する、着崩れに対処できるようになることを、
あらかじめ習得しておくと、安心して人前に出ることができます。
その方は、今後国際結婚をなさる予定でもあるとか。
外国でお住まいになるには、浴衣での交流も視野にいれておいた方がいいと思います。
浴衣はなんといっても、国際交流の一番身近な方法でもあるからです。
でもそんなときも、10代の学生さんとは違い、
30代40代の年齢相応の大人の風格があった方がいいと思います。
(彼女は30代になられていましたし、お見受けすると非常に教養のある方でした)
レセプションにふさわしい華やかな小紋、
あるいは、訪問着が喜ばれるのではと想像します。
まだレッスンがはじまったばかりですので、
着物の種類をいろいろとご説明してから、
何を求めればいいのかを、お考えいただくことになります。
浴衣とおしゃれ着をマスターしたいなら5回で終了。
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