5回のおしゃれ着コースでお太鼓プラス帯結びを
<初めて角出しを結んでみたKさん>
全くの初心者の人が、5回でお出かけ用の着物の着付けができるようになる「おしゃれ着コース」は、8割の方がちゃんと5回で終えられています。
全体の1割の方は6回になることがありますが、1割の方は4回で終了されています。
4回で終了される方は、立ち居振る舞いや所作の説明の必要のなかった方、半衿のつけ方がとてもうまくて、他の練習時間が取れるという方に多いです。
お太鼓だけでいいという方なら、それこそ4回も必要がなくなってしまうこともありました。
昨日終えられたKさんは5回で終えられましたが、5回目はすでに完璧に近かったので、もう一つ帯結びの予定を入れることができました。
お太鼓結びができるようになったら、名古屋帯でもうひとつくらいできるといいなとやはり思います。
その時に提案させていただくのは、角出しになりますが、角出しの良さは、お太鼓よりややカジュアル感がある着物姿になれることにあります。
合わせる着物としては普段着からちょっとしたお出かけ程度に、ウール、紬、お召、化繊の着物と、応用範囲が広い結びだからです。
Kさんは20代後半かな?と思えるくらいの若さでありながら、落ち着いた雰囲気とゆったりした物腰の方。
でもこれから着物を長く楽しみたいというお考えだったので、角出しのBの方を覚えていただくことにしました。
お太鼓とほとんど同じ手順ということも、取り掛かりやすいと思います。
手順は小分けするとよくわかっていただけるので、一定のまとまりごとに、お教えするようにしています。
お太鼓の手順と仕組みがわかっていると、すんなりと角出しは結べるなあと改めて思いました。
意欲敵に取り組んでいただくと、全く初心者でほぼ着物の知識がゼロだった方が、5回目にはお太鼓姿でここからお帰りになるわけです。
そんなときは、ご本人も嬉しそうですが、私もすごく嬉しい気持ちになってきます。
Kさんお稽古お疲れ様でした。
頑張ったかいがありましたね!
ご主人様との歌舞伎鑑賞がもうすぐ叶いそうですね。