成人式の振袖着付けはお母さんに任せて!
「成人式の振袖着付けはお母さんに任せて!」っと娘さんに胸をはって言えるといいのですが・・・
そんなご希望のIさん。
「振袖を着せるなんて無理よ」と親しい方にはいわれていて、「ご本人も無理だろうな、でもできるかもしれないし、着せてあげたいし」と迷っていらっしゃいました。
以前お電話いただいたときには、迷いつつもやってみようとお考えでしたが、時期が早すぎたこともあり、せっかく覚えても忘れてしまうといけないので、秋になってから再びお電話をいただき、お越しいただきました。
とはいえIさんの迷いは吹っ切れていないので、「お試し」のような気持ちでやってみることにしたわけです。
Iさんの挑戦
「とりあえずやってみてできそうもないならあきらめる」ということで挑戦されました。
着物を着せられないことには、帯ができてもしかたありませんので、まずは振袖の着付けをやってみます。
Iさん自身は何年も前に習って自分で着ることができるので、細かい説明はほとんどしなくても大丈夫な方です。
Iさんが娘さんに着せてあげたい理由は、
・早朝から美容室に行かなくてもよいこと
・往復の時間や移動のことを考えると、美容室までの行き来が面倒
・自分で着せてあげられれば、時間に余裕もあり早々と予約する必要もない
・いった覚えれば、次女さんにも着せてあげられる
・二人の娘に今度2~3度は機会があるはずなので、できれば自分が着せたい
・自分の成人式の着物を利用したい(Iさんのお母様がIさんの成人式に用意したもの)ので思い入れのある着物で、娘にも自分の手で受け継いでもらいたい
という想いがおありです。
ですが、自分でできないときのために、ちゃんと行きつけの美容室には着付けの予約を入れてあるIさん、安心できますね。
この日振袖の着付けを初めてしたのですが、Iさんの熱心な想いがあって、打合せや衿合わせなどもかなりスムーズに理解していただけ、手をうまく動かすことができました。
一番の悩みは着くずれ
式当日3時間ほどの間行って帰ってくるまで、「着くずれないか?」ということが心配とおっしゃいます。
これについてはコツや要点をお伝えするので、まず大丈夫と思います。
とはいえ自信を持てるまでできるか・・・やはり不安でいらっしゃいますので、続けられるかどうかを再度お考えいただくことにしました。
振袖を着せてあげるまでに、あまり日にちが空いても忘れてしまうといけないですし、やはりできるだけレッスン回数は少なくしたいとお考えですしね。
今回は「自分を試す」みたいなお気持ちでしたが、実際に着せる振袖、帯、小物で手に馴染むように覚えるのが一番よいので、小物まで全部決めて、次回はお持ちいただくようにしました。
着物の着方は大きな変化はありませんが、袋帯は硬さや柄の入り方、刺繍が多く華やかなものなどで、結びを変える必要がありますから、拝見したうえで結び方は決めていきます。
もちろん「簡単だけど、ゴージャスに見えるような結び」ですね。
着せてあげるのは「着物を自分で着るよりは簡単そう」と思える部分もあります。
振袖が着せられれば、「あとお太鼓ができれば何でもできそうですね!」とおっしゃっていたIさん、Iさんの想いが娘さんにつながりますように。
振袖を着付けてあげるレッスンの詳細はこちらです。(三重紐はレッスン料に含まれています)
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振袖を着せてあげるレッスン(詳細)