きもの美学・雑学・お得情報記事一覧

(写真は完成形ではありません、あくまで練習の途中を確認するためのものです)他装のおけいこにお越しになったKさん、ゆくゆくはお仕事に生かしたいとのご希望です。ご自身は浴衣を着られるので、ゆかた生地やゆかた帯の長さの扱いにも、すぐになじんで取り組まれていました。美容師さんでいらっしゃることもあって、手先はとっても器用なKさんです。「自分で着るのと着せるのではぜんぜん違います」というご感想をおっしゃって...

数年前にすでに別の着付け教室の講座を修了されている、着物仲間のお二人です。時々練習しつつ、お出かけされていたそうですが、いまひとつしっくりこないということで、おさらいのために教室にお越しになりました。再来月には、結婚式のお祝いに、訪問着を自分で着てご参加の予定もあります。結婚式は京都ということで、慣れないところで自分の力だけで着るには不安もおありです。仲良しのIさんとご友人のHさんは、一緒に習われ...

真冬の一月に浴衣着付けのおけいこをされたFさんの練習の様子です。ご旅行先の海外で、浴衣を着る機会があるそうです。着物は着せてもらったことがあるのですが、ご自分では全く心得のないFさん。熱心にお聞きくださり、復習も欠かさないFさんは、二回目の練習が終わるころには、ほぼ完成形です。お稽古の二回目には、ご自身の浴衣イメージをお知らせいただけたので、新しい帯結びをすんなりと理解していただけました。寒い日の...

もうじき七五三詣り。おばあ様が丹精込めてお仕立てになった訪問着でお出かけされます。知世さんのお召し物は、みなおばあ様がお仕立てされたものだそうで、お子さんがいても体型がかわっていないのでぴったりです。今までは美容院で着せてもらっていたそうですが、これからは自分で着られるようになりたいと、練習にお越しになりました。知世さんには女の子と男の子のお二人のお子さんがいます。小さなお子さんを置いて美容院に行...

訪問着をお召になるのが目的で、教室にお越しになった梨紗さんの練習の様子です。梨紗さんは普段はお洋服のお仕事ですが、今後は訪問着も必要になるとのことで、着付けできるようになっておきたいそうです。浴衣は自分で着られる腕前なのですが、この夏は着る機会はほとんどなかったそうです。デビューまで一週間ほどしかないのですが、練習さえすればムリではありません。練習には意欲的に取り組まれていて、理解も早かったので、...

品のよい「絽」の色無地をお召しの恵さんです。絽のお着物はおばあさまが仕立てたまま、袖を通すことなくしまわれていたもので、仕付け糸をとってお召になっています。名古屋帯はこの着物に合わせて選んだ、まだ仕立てたばかりの麻の帯です。お若い恵さんにはやや地味かもという印象もありますが、お仕事がら主催者側になるお立場のようなので、この一揃いがあるととても重宝されるかと思います。まだ帯結びが練習中のため、仕上げ...

浴衣をお知り合いにも着せてあげたいとご希望のゆき子さん。ご自身では、自分で着つける練習をなさったことがありますが、頻繁にお召になるわけではないそうです。それでも浴衣をお召になって、お車でお越しになりました。一時間以上浴衣でハンドルを握るのは初めてとおっしゃっていましたが、とてもこなれた着こなしです。ざっくりとした風合いにまとめて、縦線と格子の相性がとてもいいバランスの品のあるいでたちです。お優しい...

浴衣が着られるようにとお越しくださったエリさんのレッスンは、おはしょりのすっきりとした着付けと、浴衣帯の基本形の確認を集中的に行いました。用意なさった浴衣帯は、濃い紫色に、白い縫い取りのリュウキンがとっても可愛らしくあしらわれた帯で、薄くてもハリのある帯です。基本の形を少しアレンジして、まずはシンプルに結んでみました。次は羽根部分が少し長くなったので、ややこんもりした形にアレンジしてみたところです...

20代になってすぐお母さまがご用意されたお着物が大切に残されているみつこさん。その中の単衣の着物で、浴衣着付けの練習をなさいました。留袖など一部の着物を除いては、まったく袖を通していないお召し物があり、何があるのかをよくご存じないそうです。二十歳のころに着付けを習ったことがあるそうですが、ほとんど忘れてしまい、自分で着ることはできないとおっしゃいますが、体が覚えていらっしゃる部分があって、お伝えす...

浴衣でお写真を撮る予定があると事前にお聞きしていた祐子さん。お母さまに着せていただいたことがあるだけで、ご自分では全く着付けができないとのこと。半日お仕事をされて、昼食抜きでお越しいただいたにもかかわらず、熱心にお聞きくださって、勢いよく習得されてしまいました。なんでもこのあとパンフレットに載せる浴衣モデルとして写真を撮られるそうですが、シックな赤い地色に博多の半幅帯のコーディネートがすっきりとま...

浴衣を着るときに伊達締め(だてじめ)を一本利用するのですが、すでに着物を着るとき用の伊達締めを持っている方は、そのうちから選んでもらえば問題ありません。しかし、一つだけ注意することがあります。それは「帯を後に回すときに、摩擦が大きくて回しにくいものは避ける」ということです。これは帯の材質とも関係するので、一概にどの伊達締めがいけないとは言いにくいのですが、ゴム製のものや毛羽だちのあるタイプの伊達締...

先月の成人式の写真ができあがり、出来栄えを見てほっと一息されたIさんからお電話をいただきました。娘さんの成人、誠におめでとうございます。成人式と前撮りとで二回、お正月にも着せて練習をされていたIさんにとって、お写真は会心のできだったようです。娘さんにご自分が着た振り袖で、自ら着せてあげたいというご希望は、最初は不安と迷いでいっぱいでしたが、お越しいただくたびに不安を解消し努力なさっていたのが思い出...

「成人式の振袖着付けはお母さんに任せて!」っと娘さんに胸をはって言えるといいのですが・・・そんなご希望のIさん。「振袖を着せるなんて無理よ」と親しい方にはいわれていて、「ご本人も無理だろうな、でもできるかもしれないし、着せてあげたいし」と迷っていらっしゃいました。以前お電話いただいたときには、迷いつつもやってみようとお考えでしたが、時期が早すぎたこともあり、せっかく覚えても忘れてしまうといけないの...

絽の紅型着物と麻の名古屋帯のコーディネートで、着付けの練習をされていたKさん。麻の名古屋帯は、何度も練習で使うと毛羽立ちやすく傷みやすくなってしまうので、練習に向く名古屋帯を一度お持ちいただいて練習してみました。同じ名古屋帯でも扱いやすいその帯は、習得を早めてくれたような気がします。さて今回最後になる名古屋帯のお太鼓ですが、Kさんの麻の名古屋帯は、手先が随分長く仕立ててあるため、手先の調節をするの...

「浴衣を着られるようになりたい」ということでお越しになっているBさんは、30代になったばかりのキャリアウーマン。着付けをお母様や美容院に任せっきりできたけれど、今はお母様とも離れて暮らしていること、美容院に予約して行くのも面倒だしお金もかかる。そんな事情から、自分で着られたらどんなんにいいだろう?とお考えになっていたそうです。仕事に趣味にと忙しい日々を送っておられるBさんが、自分の時間を大切にした...

浴衣を着られるようになりたいとご希望でお越しになったOさん。2回目で、半幅帯の結びを2種類マスターされました。もちろん浴衣も着用できるようになりました。着付けを習うのは初めてというのに、とても理解が早いのです。浴衣も帯もお気に入りを昨年の夏に購入したのに、お出かけがなくなってしまったそうで、今シーズンになったら絶対に!という強い想いがあったからでしょうか。なるべく簡単で、でも帯の色彩を活かして、O...

「手結び」とは、着物を着るときに道具や器具を全く使わずに着る着方です。紐(腰紐・幅4~5センチで長さが2.1メートルほどの紐)を活用して着物を着、帯を締める従来の着方で、ご高齢の方には馴染みが深いはずです。着物の着付けでは、道具や器具を利用して、着物を着たり帯を締める方法があります。その道具や器具は、教える人や教室によりさまざまですが、着物の着付けを楽にするために考案されているものなので、悪いとは...

お嬢様の成人式を迎えられるお母様、まことにおめでとうございます。先日も「娘の成人式を母の私の振袖で私が着付けをしたいのですが、できるでしょうか?」と不安げにお電話いただいたお母様がありました。初めてのお子様の成人式ですから、娘さんともいろんなお話をされていることでしょう。そのお母様は、今ではほとんど着物を着ないそうなのですが、昔ご自身で習われたことがあり、自分で着ることはできるそうです。ただかなり...

「自分で着物の着付けができるようになりたい」ということで、Oさんが通われています。Oさんが習得したいのは、柔らか着物と名古屋帯。一歩ずつ着実に進みたいということで、二回にわたって着物の着付けをみっちりと行いました。練習時間が平日はとれないとおっしゃるほど、お仕事が多忙で、いつも帰りが遅いそうなので、土日のどちらかに練習を入れる約束をしていたのですが、それがなかなかできていません。練習できないとはい...

「自分で着物が着られるようになったら、夫や娘にも浴衣や着物を着せてあげたい」とご希望のNさんにお越しいただきました。まず手始めは十数年前に誂えた浴衣を、着られるようになりたいというご希望です。自分の浴衣が着られたら、今度はご主人さまに着せてあげたいとのこと。ご自分で浴衣を着たなら、やはり一緒に歩く人も浴衣姿でと思いますよね。多くの人が「むつかしい」と思っている浴衣や着物ですが、Nさんもそうだったよ...

きらきら着物教室にお越しになる前は、不安の方が大きかったお母様も、袋帯の変わり結びの練習を始めると、「あら意外とかんたんだわ」とおっしゃいます。そういう感想をもたれるということは、それだけ複雑に見える帯結びも、種明かしをすれば容易にできるということです。娘さんに着付けるだけなら、変わり結びはひとつ覚えておけば十分。もっと別の帯結びをしてみたいということなら、また必要になったときに覚えればいいですか...

「きらきら着物教室」では、通常1時間半のレッスンで進めておりますが、お忙しい方や遠方からお越しの方で、何度も通うのが困難な方には、レッスンの回数を減らしてご負担を軽くするよう努めております。通常レッスンについて通常の着付けのレッスンでは、月~土曜日は、10時半から午後5時まで。一回のレッスン時間は1時間半です。お申込みの段階で、10時半、1時半、3時半でのご希望をお聞きしています。調整の上、始まり...

昨年末からとりかかっている、着物生活術、和装和文化総合サイトの「きもの物語」は、着付けや着物の知識をまとめているブログ(サイト)です。すでに400ページを超えるまでになりました。「着物生活術」と私が勝手に読んでいる分野は、着物をプライベートで楽しむ分野なのですが、堅苦しさをなくし、日常の延長上で気楽に楽しめるようにと考えています。そのため、できるだけ手を抜くというか、わずらわしさを省いて着物に親し...

着物を仕事で着なくてはならないから、着付けを習いたいとおみえになる方があります。仕事で着なくてはならないというご事情ですと、旅館や飲食店での接客に力を入れているところにお勤めのようです。今までは人に着せてもらっていたけれど、頻繁に着るので自分でできるようになりたいというご希望です。何度も着せてもらっている経験があるので、着心地のことはよくご存じの方が多いです。そういう方が自分で着物を着られるように...

仲良しのお二人のお嬢さん、浴衣デビューです!振袖と卒業袴を着せてもらったことはあるけど、浴衣は久しく着ていないそうで、新しく浴衣と帯を購入されたそうです。よく似た柄ですが、金と銀のラメ模様の違いと、帯の色で個性を発揮していました。「衿芯」があったら、もと襟元がキレイになってましたね。写真をとる段になって、ヘアセットがまだできていなかったので、ちょっと躊躇されましたが、「これで浴衣モデルデビュー!!...

着物は美しい着姿にするため、体型の補正にタオルを用います。それは着物が洋服と違って、体の形に合わせてデザインされているわけではないからです。平たい布によって構成されているのが着物なので、それを体にまとうとき、体の曲線にそわせると、特にウエスト周りにしわが出来てしまいます。そして帯にもしわが出来てしまいます。そこで着物雑誌のモデルさんたちもそうですが、みな着物や長じゅばんを着る前に、タオルで補正をし...

<初めて角出しを結んでみたKさん>全くの初心者の人が、5回でお出かけ用の着物の着付けができるようになる「おしゃれ着コース」は、8割の方がちゃんと5回で終えられています。全体の1割の方は6回になることがありますが、1割の方は4回で終了されています。4回で終了される方は、立ち居振る舞いや所作の説明の必要のなかった方、半衿のつけ方がとてもうまくて、他の練習時間が取れるという方に多いです。お太鼓だけでいい...

着物情報サイトの「きもの物語」を昨年末から始めて、どんどんページを増やしています。「きもの物語」は、和装のこんなことが知りたい!という着物に興味のある方に見ていただきたい、幅広いきものの情報を集めたサイトです。知るだけでなく、生活や楽しみの場所で活かせるお得な情報をのせていきますよ!全体像のまだ一部ですが、着物のイロハから帯結びのあたりまですすんでいます。出来る限り写真を多くして、見やすくて親しみ...

「きらこ流さらしブラ」で大きめの胸をキュートに魅力的に!(株)イザヴェルさんとの開発商品、さらしの機能を生かした『きらこ流 さらしブラ』が11月1日発売開始になりました。試作品に検討を重ねて、さらなるグレードアップ、やわらかくソフトな感触と色目に仕上がりました。もちろん試作段階から自分でつけてますが、バストのことを全く忘れてしまうくらいに付け心地がよいのが気にいっています。『きらこ流 さらしブラ』...

次女さんへの振袖の着付けを覚えたいと、熱心なHさん。長女さんも次女さんも、Hさんが成人のときに着たお振袖で成人式を迎えるそうです。お母様としてこんなにうれしいことはないですね!そのお振袖はHさんのお母様と一緒に見立てたものなので、祖母にあたるお母様も、さぞやお喜びのこととお察しします。お二人めの娘さんということで、気持ちにも余裕ができたそうで、これまでも幾人かには、喪服や二十太鼓での礼装も着付けさ...

立ち姿って人目に付きやすいものですが、着物だと余計に目立ってしまい視線を感じることも多いものです。そこで、着物を着たときは、洋服のときよりも一層立ち姿に気を配っていただきたいと思います。だらっとした姿だと台無しですからね。どんな立ち姿がいいのかですが、一言でいうと「背筋を伸ばして立つ」となりますが、もっと適格な表現はないかなと思っていたところ、よい話を聞きました。それは、有名なお医者さんたちのアド...

成人式を迎える娘さんに、お母様がご自身の振袖を着せたいとご希望のH様。Hさんが娘さんのときに誂えて、お召になったお着物は、古典柄の日本の着物のお手本のようなお着物。帯結びのご希望は、この着物に合うものということで、最近多く見かける賑やかしいものはやめたいとのことでした。そこで話題にしたのは、伝統的な結び方。着物の文化の中で、振袖の帯結びで受け継がれてきているもので、気品のある結び方があります。ふく...

「夏に浴衣と着物を着たい」という特別な事情をお持ちのTさんは、初夏のころに最初におけいこ(レッスン)にお越しいただきました。お母様の若い頃のお着物をお持ちでしたので、こちらで用意した夏物の一式を並べて、夏物と冬物(スリーシーズン用)のご説明をしました。海外へ行かれる関係で、現地で必要度の高いお召し物の種類を想定して、浴衣とそのお召し物の練習にとりかかることにしました。初回でおおよそのご自身の方向性...

きらきら着物教室をご利用くださいました方々、そして生徒さん達、お元気でお過ごしでしょうか?教室で着付けを習得された当時、とっても喜んで笑顔になられたのを思い出します。目標を達成され、新たなステップへと進まれていることでしょう。こちらにお越しいただく理由は様々なのですが、どなたも深い想いがあるんですね。お忙しい中を遠方からお越しくださる方もありました。着付けを習得したいというその奥の理由を、今日は振...

大きめのバストの方には、和装ブラを着用されるとまとまりがよくなり、ボリュームをおさえることができるのでおすすめしています。何もしないといくら長襦袢や着物でおさえようとしても、帯の上でずっしりと存在感を増してしまうので、和装ブラをされると見栄えが格段に変わります。和装ブラというのは、全体に幅が広くとってあって、胸の真ん中はチャックであげるようになっています。胸の内側と胸から肩にかけて、詰め物ができる...

着物を着るときの下着のうち、バストを整える下着についてお話します。きものは洋装とは違い、胸の大きさや形を強調したり、美しく見せるための衣装ではありません。着物は平面でできているので、成り立ちが洋服とは全く違います。洋服にあるような、ファスナー、ボタン、タック、ダーツなどはいっさいありません。そのため着物を着るにあたり、体の線をけすよなつもりで、着物にフィットさせていく必要があります。それが、着物姿...

着物を着る目的は、それぞれ違いますので、着付けをこれから学びたいとおっしゃる方に、いつもお召になる目的をお聞きしています。その方の目的が、着付けの到着点でもあるからです。その方は、「レセプションで着たい」というご希望でした。多分大勢の方が集う、立食のパーティーだと思われます。披露宴もレセプションと言うことがあるようですが、その歳は、立場や場所によってある程度決まってくる装いがありますので、むしろ相...

着物を自分で着たい!とお考えの方が多い中で、おけいこに通うのが大変という理由で、なかなか着物の着付けを習得できない方があるようです。多分おけいこに通う回数が多すぎるからではないでしょうか?たとえば、自分で着物が着られるようになるのに、12回とか15回とかというおけいこ回数の設定が多いようです。短くて3か月、長いと6か月かけて、浴衣や着物が着られるようになるわけです。これ、かなり長期間に思えます。仕...

袴(女袴)をお召になるときに必要なものは、着物を着るときに必要なものに袴を加えるだけです。帯は半幅帯を使います。具体的には・・・・袴、長じゅばん、着物、半幅帯、帯板、腰ひも5本、伊達締め2本、補正用タオルと下着、足袋、草履またはブーツ伊達衿はあってもなくてもどちらでもかまいません。女袴の着付けをする際、草履をはくときは、袴の長さがくるぶしのあたりになるように、ブーツを履くときは、それよりやや短めに...

「他装は自装ができないとできませんか?」というご質問を受けました。他装というのは、人に着付けをしてあげることです。着付けを系統立てて教えているところなら、他装の練習を始めるのは自装のあとになっていると思います。その逆になることはないはずです。着物のしくみや着付けの順序をまったく知らないという人が、人に着物を着せてあげるのは、時間ばかりかかってむつかしいでしょう。でも、着物だけは練習していて、帯はま...

浴衣は基本的に肌着(下着)の上に着付けます。昔は湯上りなどに、素肌に着ていたようですが、現代では花火やお祭りなど人の集まるところへ出かける際のおしゃれ用として着用する方が多いので、汗取り用の下着を着てから着用するのが一般的です。また夏のお出かけで、やや改まった場所へお出かけになる際は、下に長じゅばんを着て上等な浴衣を合わせます。その際は、白い足袋をはきます。おしゃれ用、遊び用の浴衣としてお召になる...

着物を着るときには、着物姿がより美しく見えるように補正をします。どんな時に着るのかによって、補正の程度は違います。礼装のお着物をお召になるのなら、上半身が貧弱に見えないように胸に厚みをもたせるように補正をします。街着やカジュアルな着物をお召になるのなら、自然な着物姿になるように補正をします。普段着として近所の散歩やお買い物程度で着物をお召になるなら、ごく簡単な補正ですませてもかまいません。着物に慣...

半衿(はんえり)は長じゅばん(または半じゅばん)の衿に取り付ける、90センチ~110センチ程の長さの布です。半衿を取り付けることによって、長じゅばんの衿(地衿)の汚れを防いだり、衿元を飾ったりする役目があります。半衿が付いているのかどうか分からない方は、長じゅばんの衿に、もう一枚布がかかっていれば半衿がついていると思ってください。半衿は地衿の表側と裏側に、縫いとめるのが一般的ですが、衿芯を通すため...

女性の袴の着付けを受け付けています。短大・大学・専門学校などを卒業される方、卒業生を送り出す学校の先生、卒業式を、思い出深い袴姿で残しませんか?こちらはピンク色の控えめな訪問着に、紫色の袴です。学生さんの卒業式は、振袖や小振袖に、袴という出で立ちが、近年では目立っていますが、昔ながらの矢絣模様なども、初々しい姿ですてきです。また学校の先生方は、色無地や付下げに無地の袴が一般的です。子供達、学生達の...

昨日Kさんが、姪御さんへの振袖の着付けの練習でおみえになりました。お召しになる着物・帯がまだ届いていないとのことで、教室にあるものをお使いいただきました。姪御さんはまだ10代半ばの方だそうで、できるだけ、お召しになるシチュエーションやら、身長や体型のことやらを詳しくお聞きしました。お召になる方によって、補正もどこまでしたらいいかが変わってきます。年齢をお聞きして若々しいという以上に、可愛らしさも必...

この企画は、アットホームな雰囲気の中、無事終了いたしました。ご参加くださった皆様、まことにありがとうございました。ミュージックサロンにて、「体と心に優しい音楽と着物のコラボレーション」を開催します。生のギターとソプラノボーカリストの方の演奏そして、「着物で街へお出かけ」する着物ファッションのお話と実演で、秋の午後のひとときを、生演奏と着物のプチ知識で楽しんでいただく企画です。着物の仕組みや着るとき...

シーズンの最後には丸洗いをして収納します。浴衣の丸洗いの方法は、クリーニング店に任せてもよいですが、自分でも手軽にできるので、行ってくださいね。<丸洗いの手順>汚れがあるところは、中性洗剤をブラシにつけてたたき、あらかじめ取っておきます。袖だたみか本だたみにして、形をととのえてから、洗濯ネットにいれ、形がくずれないようにします。洗濯ネットにいれない場合は、木綿の縫い糸で、衿全体を粗く縫いとめておき...

お友達に着せるのに自信がなかったKさんですが、一回のレッスンで、ぐんぐん上達しました。Kさんは、10年ほど前に、着物を人に着せてあげるまで習得されたそうですが、それ以来ほとんど着せてあげる機会がなかったそうで、ご自分でもなかなか着物を着る機会がなかったとのこと。そのため、いざお友達に浴衣を着せてあげることになって、不安になられたそうです。「忘れちゃうもんですね!」と照れながらおっしゃるのですが、「...

出張レッスン(お宅にお伺いしてのプライベートレッスン)を行います。お子さんがいる、長時間家を空けることができないなどで、ご自宅でのレッスンをご希望の方には、ご自宅にてレッスンをお受けいただくことができます。ご自宅でのレッスンは、「自分で着付けるレッスン」「必要なことだけレッスン」「着物と帯の改良レッスン」になります。◆「自分で着付けるレッスン」は、初心者の方は「ゆかたコース」「おしゃれ着コース」の...

このお写真は、お稽古が最終日(5回目)になるKさんの様子です。(写し方がヘタで申し訳ありませんm(__)m)着物は着せてもらった経験が何度かあっても、ご自分では全く着たことのなかったKさん。ご自分で一通り着られるようになりました。前回のあと自宅練習は一回のみだったそうなので、ちょっとあやふやな部分がありましたが、ポイントをお話すると、すぐに飲みこんでできるところがすごい方です。「目指すお着物姿は、...

名古屋帯を作り帯に改良するレッスンを追加しました。私自身は以前から愛用してきました「作り帯」です。「きもの教材・和風生活のつむぎや」の方でも、講座の中で、これまでも、3種類を掲載してまいりましたが、いろいろな形態があるので、どれを利用したら一番いいのか迷う方も多いようで、お問い合わせやご質問もこれまで多く頂いていましまいりました。そこで、「一番作りやすく、一番利用しやすく、一番応用力のあるものを」...

いわゆるアンティーク着物、この着物の魅力に取り付かれる女性は多いです。私も大好きです。斬新な柄や色使い、デザイン性の高さなど、目をみはるものが多く、今の時代から見ても、モダンにステキに着こなせるものもあります。先日、沢山とりそろえてしまったアンティーク着物と帯を、いかに着こなしたらいいのか?というお悩みをお持ちのSさんから連絡があり、お越しいただいて、拝見しました。一品一品が、個性豊かですてきな色...

当教室に着付けのレッスンに起こしいただく方の中には、国際結婚で海外に移住予定の方や、ご主人の転勤で数年間外国生活の予定の方があります。お客様をお招きする際に、お着物をお召しになりたいということで、着付けを習われるのですが、その際どんなお着物を用意するとよいかを、あわせてご相談にのることが多いです。そんなときにお尋ねするのは、どんなときにお客様をお招きするのかということです。格式のあるパーティーか、...

長じゅばんの衿は二種類あります。バチ衿と広衿です。たいていはどちらか一方のみをお持ちになっているようで、たいていはバチ衿のみをお持ちになっている方が多いです。バチ衿のよいところは、衿あわせが楽なところ。半衿のつけ方も、バチ衿の方が簡単だと思います。またプラスチック芯を、すーっと通すとき、抜くときは、ちょっと快感。芯がすーっとはいったときは、スタートがスムーズに感じられたりもします。最近は呉服やさん...

きものを上手に着こなしている人から学ぶことは沢山ありますね。以前から参考にさせていだいている方で、中島梓さんとおっしゃる方があります。中島梓さんといえば、評論家でもあり、江戸川乱歩賞を受賞された作家でもありますので、ご存知の方も多いと思います。中島さんは、自ら「着物中毒」とおっしゃって、年間200日を超える着物ライフを送っていらっしゃいます。ご自身のきものライフについて書かれた本で、「着物中毒」と...